再生紙とは、原料に古紙を含む紙のことです。回収した古紙を選別し、脱墨などの
行程を経て製造されます。
現在では一般に広く利用されており、森林資源保護に貢献しています。
2)マテリアル・リサイクルという言葉を聞いたのですが、どういう意味ですか?
古紙を再び製紙原料などとして利用することをいいます(マテリアル=材料)。
近年の研究開発の進歩によって製紙原料の他にもパルプモウルド、緩衝材、建材、
敷ワラなど、さまざまな分野への利用が進んでいます。
古紙は、印刷の濃さや状態によって細かく分類されていて、当社で実際に取引して
いる古紙は数10種類にも上ります。
例えば統計上でいうところの「模造・色上」にも「釜入模造」「上模造」「糊付模造」
「競馬模造」「タイプ模造」「平判色上」「板色」「並色」「込頁」などの種類があり
ます。
4)古紙を回収して欲しいのですが、どれくらいならお願いできますか?
古紙回収は、月単位の排出量が目安になります。
規模などによってケースは異なりますが、オフィスなどで発生する
古紙 には新聞紙、雑誌、段ボール、コピー用紙、コンピューター
用紙などが多く、1ヶ月あたりでおよそ1トン~2トンの古紙排出が
平均的な数字です。
これを専用の回収車両(パッカー車や密閉車など)
で回収に伺います。
紙の原料にならず、紙を作る上で重大な障害となるものをいいます。
布・ガラス・金属はもちろん、カーボン紙・感熱紙・合成紙などと
いった同じ紙であっても禁忌品になるものがあります。回収した古紙
を再生ルートにのせるには、これら禁忌品と資源とを分別し、確実に
取り除く(選別)ことが必要です。
これも廃棄物資源化への重要なステップなのです。